チベット地域の仮面(一部紹介)

 

1ネパール シャーマン仮面1
四つの突起を有する冠を被り、舌を出すシャーマン仮面

 
 舌を出す神は、インド神話の中では、黒い母と呼ばれるカーリー神(血と殺戮を好む戦いの女神)。
頭部の冠には、小さな鈴や飾りがついて、いろいろなパワーを秘めています。
 
    

 
 
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2ネパ-ル シャーマン仮面2
 憤怒の様相を呈するシャーマン仮面

 
 大きく上に突きあがるヤクの毛の髪は収まりきらない怒り。大きく開いた口は、今にも飛び掛かりそうな気配。
赤っぽい目は、怒りで充血。鼻の穴からは激しい嵐を吹き出しそう。額には小さな髑髏が三つ有り、あの世から現れた印象。
 
     

 
 
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3ネパ-ル シャーマン仮面3
ヤクの毛をつかった髪をもつハヌマン(ヒンドゥー教の猿の神様)仮面

 
 ハヌマンは、怪力と勇気、忠誠心、そして不死の神様として崇拝対象。
膨らんだほほ、丸く突き出た愛嬌ある目。この仮面は、少数民族のTharu民族の仮面、1930年代頃のもの。
 
     

 
 
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4チベット仏教寺院チャム(仮面舞踏)祭りでの骸骨仮面 

 
 骸骨は、チティパティ(屍陀林王)と呼ばれ、「墓場の主」の骸骨仮面は、かつての苦行僧で、祭りの時に悪霊を退散させる重要な役割を担う。チベットではご利益のある仮面です。
 
     

 
 
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5チベット 鬼仮面

   
  チベットの鬼の仮面は、口を開け、牙があり、舌がみえている。
三眼の忿怒相で、頭上にいただいた五つの髑髏は、人間 の五罪(貪欲・妬み・愚かさ・幼稚さ・欲情)に対する克服の象徴。眉毛や顎の火焔の装飾には、信仰を浄める意味。
 
     

 
 
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